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正しくクリーニングしているのに、なぜカビ退治ができないの?
説明書どおりに正しくクリーニングしているつもりでも、黒カビがでてきて身も心もゾッとする。そんな体験をもつひとも多いでしょう。どこに問題があるのかを検証していきましょう。
まず最初のステップは洗濯槽クリーナーを溶かす作業。カビは、全自動洗濯機の内槽と外槽のあいだに発生します。この空間は水の流れがわるく、石けんのかすや石けんの溶け残りがたまりやすい場所です。
内槽は、ステンレス製であれば比較的石けんカスはたまりにくいのですが、外槽はプラスチック製なのでとくにたまりやすくなっています。洗濯槽クリーナーは酵素系漂白剤がつかわれていることが多く、その酸化力(漂白作用)で、カビや石けんカス、石けんの溶け残りをはがしやすくするのです。
この段階までは、まずOKですが、次に洗濯機を回すステップが問題です。たいていのひとは、ふつうの洗濯物を洗うコースでクリーニングしているでしょうが、この通常の洗濯法は内槽を固定してバルセータ(洗濯機の要である回転部)を回すものです。見た目には洗濯機の内側で水が動いているように見えますが、内槽と外槽の隙間部分はそれほど水の動きはなく、こびりついたカビの全部がきれいに落ちるわけではないのです。それでも一部がはがれ落ち、水の循環で内槽に流れこむため“クリーニングがうまくいっている”と思ってしまうというわけ。
洗濯機の掃除法